研究課題/領域番号 |
16K01441
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療技術評価学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
山田 雅之 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (40383773)
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研究協力者 |
山本 洋花
髙野 一輝
小林 正義
五十嵐 文子
副島 啓義
渡邊 孝一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | MRI / Gd / GBCA / EPMA / 直鎖型GBCA / Gd脳沈着 / Gd-DTPA-BMA / rat / brain / Gd deposition / Gd retention / 造影剤 / Cyラット / 安全性評価 / 造影MRIの安全性 / 実験動物画像解析 |
研究成果の概要 |
近年、造影MRI検査を目的に直鎖型キレートGd造影剤(以下,LGBCA)を頻回投与された被検者の脳組織中にGdの残存沈着が指摘され、動物実験研究でも実証されている。一方、その詳細な機序や脳組織におけるGdの化合状態については未だ十分に解明されていない。 本研究では、実験動物として広く利用されているWistarラットを対象にLGBCA頻回投与によるGd脳内残存蓄積モデルを作出し、対象ラット脳の経時的MRIとその脳組織について電子線マイクロアナライザ(EPMA)による元素特異的微視画像解析を行い、Gdの脳沈着を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Wistar/STラットに再現されたGd脳内残存沈着は、LGBCAの頻回投与との関連性が強く示唆された。また、EPMAによる元素特異的微視画像解析の結果から、GdはCaやPと何らかの化合状態にあると推測された。 EPMAを利用した本研究成果は、Gdに固有の特性X線波長に基づく確度の高い金属元素特異的微視画像解析を可能とし、LGBCAの頻回投与後に生じる脳内残存蓄積のさらなる解明にも有用であることを明示した。
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