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関節不動に伴う筋線維芽細胞の発現と治療手技の効果判定

研究課題

研究課題/領域番号 16K01450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関金沢大学

研究代表者

松崎 太郎  金沢大学, 保健学系, 助教 (10401910)

研究分担者 細 正博  金沢大学, 保健学系, 教授 (20219182)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード関節可動域制限 / 関節可動域運動 / ラット / 筋線維芽細胞 / 関節包 / 関節拘縮 / 理学療法
研究成果の概要

関節可動域運動の効果を角度だけではなく組織の線維化を生じるとされる筋線維芽細胞の変化に着目して実験を行った。
ラットの後肢を不動化した群,徒手的に可動域運動を行った群、対照群を作成し角度と関節構成体の変化を観察した。運動群の可動域制限は不動群に対して有意に少なかったが対照群に対して有意に大きい結果となった。関節構成体の変化では不動群で関節腔内に肉芽様細胞の侵入、滑膜との癒着が観察されたが実験群では軽度であった。関節包内の筋線維芽細胞の発現は運動群と対照群で差は見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、関節可動域運動の効果は角度のみによって判断され、関節の「どこが」可動域制限の責任部位なのかはまだ議論されている。今回の研究では関節不動により我々の先行研究と同様に軟骨、滑膜などの変化が生じるばかりではなく関節包の線維化が生じることが示された。さらにこれらの変化は、可動域制限を完全に予防できない程度の可動域運動であっても変化を抑制することが示唆された。
これは関節構成体の変化を予防するためには「不動状態にならない」ことがまず重要であることを示しており、可動域運動の必要性および効果に対する根拠となると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2016

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] α SMA陽性細胞を指標とした関節不動期間の関節可動域運動についての検討2019

    • 著者名/発表者名
      松崎太郎、吉田信也、細正博
    • 学会等名
      第35回東海北陸理学療法学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 末梢神経損傷が関節不動モデルの関節包線維化に及ぼす影響2016

    • 著者名/発表者名
      松崎太郎、吉田信也、高橋郁文、細正博
    • 学会等名
      第51回日本理学療法学術大会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)
    • 年月日
      2016-05-27
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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