研究課題/領域番号 |
16K01456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
末吉 靖宏 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 教授 (30196688)
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研究分担者 |
下堂薗 恵 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30325782)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 脳卒中 / 片麻痺 / 歩行訓練装置 / 振動刺激 / 歩行評価 / リハビリテーション / 筋電図 / 振動モータ / ウェアラブル / 歩行訓練 |
研究成果の概要 |
介護者の不足が問題とされる今日、脳卒中片麻痺患者に対する歩行訓練支援装置の開発は喫緊の課題である。歩行訓練において歩行改善効果の把握は重要であるが、筋電図は改善度のよりセンシティブな評価方法である可能性がある。我々は、機能的振動刺激を用いた脳卒中片麻痺歩行訓練支援システムを開発し、その効果を筋電図を用いて検討した。被検者に10mの歩行路を歩かせ、振動刺激を大腿直筋の上方部、中央部、下方部に与えた場合、または刺激を与えない場合を比較した。比較する筋電図の項目は、各1歩内ピーク値、積分値、平均値の3項目である。結果は、大腿直筋上方部への振動刺激を与えた場合に、有意なピーク値の増大がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、脳卒中による後遺症の有病者数は約300万人といわれている。医療の発達により死亡率は下がってきてはいるが、依然として有病者数そのものは減っていない。「寝たきりになる原因」および介護が必要になった原因の第1位が脳卒中などの脳血管疾患である。その後遺症として片麻痺があり、脳卒中の中でも多い症状である。多くの片麻痺患者に歩行訓練が必要であるが、その際は介護者がつくことになる。歩行の回復には十分な訓練が必要であるが、介護者の不足により、訓練時間が制約を受けることになる。そのような状況で本研究のような歩行訓練支援システムができると、患者自ら訓練を行えるようになり、訓練効果が上がることが期待できる。
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