研究課題/領域番号 |
16K01461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
根本 明宜 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20264666)
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研究分担者 |
水落 和也 横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (60254182)
菊地 尚久 横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (90315789)
西郊 靖子 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (00597213)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | NDB / 痙縮 / 診療報酬請求書 / 医療経済 / e-フェノタイピング / 痙縮治療 / リハビリテーション / ナショナル・データベース / e-プロトタイピング |
研究成果の概要 |
痙縮はリハビリテーションにおける大きな阻害因子で、ボツリヌス療法、バクロフェン髄腔内投与療法など高額な治療が行われている。重度痙縮について医療経済的な報告はないが、全国の診療報酬請求書が集められたNDB(National Database)を用いれば横断研究が可能であり、方策について検討した。まず所属施設の診療報酬請求書を検討し、診療録での確認と併せ、抽出条件を検討した。次いでDPCの公開データで、自院で検討した抽出が機能することを確認した。NDBにアクセスしての実証を試みたが、新型コロナウイルス流行に伴う制限があったこと、利用条件に合わせた施設整備ができず、NDBの利用手続きに至れなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NDB利用にあたり、準備すべきことが明らかになった。NDBを活用するためには、適切な組織、設備を用意し、情報利用の安全に十二分に配慮した体制が必要である。 痙縮の頻度、治療密度について診療報酬請求書情報から検討することが可能であることを示すことができたと考えるが、NDBの利用までたどり着けなかったことは反省している。新型コロナウイルスの流行、自身の異動などで研究環境が変わったことも影響したが、研究成果が不十分で終わったことは残念である。リハビリテーション医学分野において、診療報酬請求書情報を活用する先鞭はつけられたと考える。
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