研究課題/領域番号 |
16K01481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
山田 和政 星城大学, リハビリテーション学部, 教授 (20367866)
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研究分担者 |
古川 公宣 星城大学, リハビリテーション学部, 教授 (30460629)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 転倒予防 / 視覚情報 / 眼球運動 / 前頭葉機能 / NIRS |
研究成果の概要 |
本研究では,歩行時の環境状況の把握に必要な視覚情報と高齢者が早期から低下する前頭葉機能との関連を調査し,高齢者の転倒発生機序について検討した.結論として,考え事をしながらの歩行では,考え事に注意が向き,「視線は大きく動くものの実際は見ていない」といった現象が生じ,障害物の発見が遅れ,歩き方にも影響を及ぼし,足元の障害物につまずきやすくなることで転倒が起こることが考えられた.そのため,周辺情報を瞬時かつ正確に捉え,“つまずき”に対して確実に転倒回避できる「ステップ動作」の獲得が必要といえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の転倒は要介護状態に陥る原因のひとつとされ,転倒予防として下肢筋力の強化や身体バランス機能の向上を目的とした取り組みが行われてきた.しかし,今後,高齢者数の急増を考えると,これまでの取り組みだけでは転倒発生率を減少させることは難しい.本研究では,これまで着目されてこなかった環境状況の把握に必要な視覚と老年早期から低下するとされる前頭葉機能との関連を明らかにし,バランスを崩さないための新たな転倒予防方略を検討する基礎的資料となるものと考える.
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