研究課題/領域番号 |
16K01502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
久保田 雅史 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 理学療法士 (60422672)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 経頭蓋直流電気刺激 / 末梢神経電気刺激 / 脳卒中 / 急性期リハビリテーション / 運動障害 / 抹消神経電気刺激 / 頸髄症 / tDCS / fNIRS / tDCS / 不随意運動 / リハビリテーション / 電気刺激 / イメージング |
研究成果の概要 |
最初に、健常成人に対し、様々な刺激パターンにおけるDual stimulationが運動パフォーマンスや脳機能画像に与える影響を検証した。設定した種々の刺激パターンに対し、アウトカムの明確な違いは明らかにできなかった。 次に、脳卒中急性期の症例において、Dual stimulationは刺激によって運動パフォーマンスが改善する可能性が示唆された。さらに、運動誘発電位を用いた皮質脊髄路の興奮性のアンバランスさも改善する可能性が示された。 以上から、我々が本研究で用いた中枢神経と末梢神経のDual stimulationは脳卒中症例の急性期リハビリテーションの機能回復を促進する可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中などの中枢神経障害後のリハビリテーションでは、未だ確立した治療法はない。特に運動機能障害は、その後の日常生活活動を低下させ、介護量の増大や寝たきりなどといった社会的課題に繋がる。急性期リハビリテーションにおける機能回復を最大限効果を高められれば、その後の生活での活動性が高まり、生活の質を変えることができるであろう。本研究の成果は、末梢神経と中枢神経のDual stimulationが機能回復を促進する一つの治療方法となる可能性を示唆しており、今後のさらなる検証が必要である。
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