研究課題/領域番号 |
16K01511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
斉藤 さわ子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (70315688)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 作業療法 / リハビリテーション / 地域生活 / 日常生活活動 / 手段的日常生活活動 / 主観的難易度 / 就労支援施設 / 大学生 / 作業遂行 / ADL / IADL / 主観的課題難易度 / 作業療法士 / 就労支援施設利用者 / 年齢差 |
研究成果の概要 |
日本人大学生、作業療法士、就労支援施設利用者の主観的生活活動難易度は、実際の活動の遂行観察評価で明らかにされている客観的生活活動難易度との相関は高かった(r>0.8, p<0.01)。また、日本人大学生、作業療法士、就労支援施設利用者間での相関も高かった(r>0.8, p<0.01)。このことから、日本人の主観的生活活動難易度は、概ね客観的生活活動難易度と一致しており、日本人の活動難易度感に基づいて支援を行うことで大きな問題は生じないと考えられた。一方で、人によって大きく難易度の捉え方が大きく異なる活動もあり、それらの活動に関しては、再獲得支援をする際に注意が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人の主観的日常活動難易度を明らかにした。観察評価で明らかにされていた客観的日常活動難易度と概ね一致していることがわかった。しかし、若年成人においては「手を洗って拭く」「草取りをする」、作業療法士おいては「上下着の着替え」、就労支援施設利用者においては、「小さい園芸用植物の植え替え」と「ソースのかかったパスタとサラダと飲み物を用意する」は、人によって大きく難易度が異なる活動であることも示された。客観的日常活動難易度と大きく難易度が異なる活動もあり、リハビリテーション職は、生活活動の再獲得支援の際に、注意して治療・介入に用いる必要がある活動が明らかにされた。
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