研究課題/領域番号 |
16K01546
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 姫路獨協大学 (2018) 兵庫医科大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
八木 直美 姫路獨協大学, 医療保健学部, 准教授 (40731708)
|
研究分担者 |
越久 仁敬 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20252512)
永見 慎輔 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (60744042)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 嚥下障害 / 生体信号解析 / パターン認識 / 誤嚥 / スクリーニング |
研究成果の概要 |
健常者群(75.0±6.1歳、56-92歳、男性21名、女性248名)、嚥下障害の可能性あり群(75.9±6.6歳、66-96歳、男性3名、女性21名)、嚥下障害者群(73.3±9.9歳、55~89歳、男性15名、女性15名)の全三群で嚥下機能評価した(p=0.324)。嚥下イベントにより呼吸リズムがどのようにリセットされるかを調査した結果、1)健常者群と嚥下障害者群で嚥下タイミングが早期or遅発期であると呼吸嚥下パターンがくずれる可能性が高い、2)嚥下障害者群の嚥下タイミングは健常者群と比べて遅延する 3)嚥下障害群では嚥下潜時と強く関連している呼吸休止期間が延長されることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、音情報、呼吸情報、喉頭運動情報から抽出された特徴量を用いてパターン認識理論に基づく組み合わせアルゴリズムを構築することは従来研究では例がなく生体情報を処理する上では学術的に新規性が高いものであった。本システムは、人間にとって優しく非侵襲、非拘束なシステムであり、X線造影で検査不能な「日中、夜間を問わない日常の嚥下モニタリング」を実施できる。患者と医療従事者双方の身体、心理的負担を軽減させ、超高齢化社会の健康管理にも役立てることで一人ひとりが安心して元気で暮らすことができる社会を実現させる。本研究は「未来の健康を創造する先制医療」に貢献し、非常に独創的で社会的に大きな意味を持つ。
|