研究課題/領域番号 |
16K01552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
伊藤 史人 島根大学, 学術研究院理工学系, 助教 (10583669)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 重度重複障害 / コミュニケーション / アミラーゼ / ストレス / 重度障害児 / 訪問教育 / ストレス測定 / コミュニケーション支援 / 重度障害者 / 重度重複障害児 / コミュニケーション機器 / SMA1型 / ALS / SMA / 意思伝達 / だ液 / リハビリテーション科学 / 神経難病 / 福祉工学 |
研究成果の概要 |
重度重複障害児のコミュニケーション活動におけるストレス状態を、唾液によるストレスマーカーによって推定した。重度重複障害児は、一見コミュニケーションがまったく取れないように見える。そのため、外部の刺激によるストレス変化は鈍感であることされてきた。 本研究では、訪問授業における各種刺激(授業内容)により、ストレス状態がどのように変化したのかを記録し考察した。 その結果、見た目以上にストレス状態は変化に富んでいることがわかった。特定の刺激において快不快と相関が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重度重複障害児とのコミュニケーションは一方的になりがちである。多く健常者は、その見た目により、彼らの認知機能が十分であると思えないからである。しかし、本研究結果により、重度重複障害児であっても、ストレス状態が各種の外部刺激に対して特定の反応を示すことがわかった。 つまり、非言語的なコミュニケーションが成立している可能性を示唆する結果である。より研究を進めることで、重度重複障害児らの認知機能を理解することが可能になる。 それにより、重度重複障害児らの療育や教育に活かすことできると考えられる。
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