研究課題/領域番号 |
16K01555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
菊池 武士 大分大学, 理工学部, 教授 (10372137)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 福祉工学 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
手指の分離独立運動を再獲得するための手指リハビリテーションロボット(ReRoH)を開発した.ReRoHには,手首への力覚制御用の電気粘性流体ブレーキと,麻痺手の手指への刺激のための電気刺激装置が搭載されている.また,手指の運動計測のためにLeap Motionセンサーを採用している.実験の結果,手指の刺激に適した電圧値,および部位を決定した.刺激に適した部位は総指伸筋であったが,総指伸筋の働きは四指と手首の両方に影響するため,これらを分離することは困難であった.すなわち,電気刺激による手首,四指への同時刺激と,ERブレーキによる手首への単独刺激を組み合わせる必要性が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中患者が日常生活動作を獲得する上で,上肢(肩とひじ)による運動だけでなく,手指(手首と指)による把持動作の獲得が重要である.特に手首と指の動作は,腱の走行など空間的制約によって干渉が生じるため,分離した運動の獲得が難しい部位である.本研究では手指の分離独立運動を再獲得するための手指リハビリテーションロボット(ReRoH)を開発した.ReRoHは,総指伸筋への電気刺激による手首,四指への同時刺激と,ERブレーキによる手首への単独刺激を組み合わせ,それぞれの独立運動の再獲得を目指した新しいリハビリテーション法を提供する.
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