研究課題/領域番号 |
16K01559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
安田 寿彦 滋賀県立大学, 工学部, 教授 (60157998)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 早期移動体験 / 発達支援 / 電動移動支援機器 / ハビリテーション / 移動困難児 / 福祉機器 / 発達記録評価システム / 全方位カメラ / 電動化装置 / 操作支援機能 / 電動化ユニット / 全方向移動車いす / 発達評価システム / 移動体験 / リハビリテーション / 福祉用具 / 移動 |
研究成果の概要 |
子どもたちは、幼児期にハイハイや歩行など移動手段を獲得し、周囲の人や環境に能動的に働きかけて「物事の原因」や「人との関わり方」を学習し、認知や情緒など心理的能力を発達させる。しかしながら、自立移動が困難な子どもたちは、周囲の人や環境への関わりが受動的になりやすく、認知やコミュニケーションの発達においてハンディキャップが生じたり、自分自身の能力に自信を持てず自主性が損なわれることもある。 本研究では、自立移動が困難な子どもたちが幼少期から自分の操作によって自力で環境を探索するための様々な電動移動支援機器を開発し、その効果を実証するために、子どもたちの発達を記録・評価するシステムを試作した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
普及が進んでいなかった「自力移動が困難な子どもたちが電動移動支援機器を自分で操作して環境を探索する」ことによるハビリテーションの重要性を示したことが、本研究の学術的意義である。さらに、幼少期から使用可能であったり、障がいの重い子どもたちでも自力で操作できて、様々な困りごとをもつ子どもたちの発達を支援する手段を提供できたことが研究成果の社会的意義である。また、電動移動支援機器を用いた早期からの移動体験の有用性や重要性を、子どもたちのハビリテーションに関わっている保護者・理学療法士や作業療法士・支援学校の教員などのみならず、第三者にも動画などを活用しながら提示できるようになった。
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