研究課題/領域番号 |
16K01560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
瀬島 吉裕 岡山県立大学, 情報工学部, 助教 (40584404)
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研究協力者 |
渡辺 富夫 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (30167150)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / 感情表現 / メディア表現 / 場の盛り上がり / 親近感 / ロボットセラピー / 感性ロボティクス / ヒューマンロボットインタラクション / 瞳孔反応 / ヒューマンインタラクション / コミュニケーション / 画像処理 / 感性情報処理 / 共感性 / 情動表現 |
研究成果の概要 |
本研究では、人とロボットとのコミュニケーションにおいて、ユーザと共感するような瞳孔表現の確立を目指している。そこで、“Analysis(コミュニケーション時の瞳孔反応解析)”と“Design(瞳孔反応システムの開発と評価)”のアプローチで研究を進めた。Analysisでは、瞳孔計測装置を用いて、快の情動を伴う/伴わない発話における瞳孔反応を解析し、発話に伴って瞳孔が顕著に拡大することを明らかにした。Designでは、瞳孔反応インタフェースにモデルを適用し、共感を促す瞳孔反応表現について検討を行った結果、人の発話と同調して拡大表現させることで、親近感や共感が増大する傾向にあることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、コミュニケーション時における瞳孔反応を解析し、発話に同調して瞳孔が顕著に拡大することを示した。さらに、瞳孔反応表現により、感情表現や親近感が増大する等、共感生成を支援するコミュニケーション効果を確認した。これらの成果は、これまでの生理学・心理学的側面による知見だけではなく、発話というコミュニケーション独自の観点に基づく知見であり、学術的意義が極めて大きい。さらに、本研究で得られた成果は、医療福祉や教育、エンタテインメント等のコミュニケーションに関係するあらゆる応用分野だけでなく、防犯やバイオメトリクス等のセキュリティ分野へ応用も可能であり、社会的意義が極めて大きい。
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