研究課題/領域番号 |
16K01598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
乾 信之 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (30144009)
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研究協力者 |
Gandevia Simon
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ジョイント・アクション / 誤差補正 / 同期性 / 相補性 / 個人間協調運動 / 妨害 / 学習転移 |
研究成果の概要 |
第一に,2人の個人間協調運動で得られた力の誤差補正が4人の個人間運動でも成立するかどうか検討した。その結果,2人が力の誤差補正をしている時に,残りの2人は中間の力を発揮し,誤差補正を助けた。第二に,2人の個人間運動に対する妨害の影響を検討した。その結果,第三者の妨害によってパフォーマンスは低下したが,2人はいっそう強く力の誤差補正を行った。第三に,個人課題と個人間課題の間の学習転移を検討した。その結果,力の誤差と変動は両課題間で正の転移がみられたが,個人間の力の誤差補正は個人間の練習でしか改善しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2-4人1組の周期的な片手の力発揮を行うと,実験参加者が共有する力発揮の目標値が提示された時だけ,力の誤差が補正される。この実験結果は参加者が共有する動作目標を中枢に表象していることを示唆し,従来哲学の分野で“意思の共有”や“間主観性:主観の共通性”の問題として考察されてきたが,現在,実験的研究対象に到った。さらに,協働活動やチームワークでは個人間の相互作用によって個人より集団のパフォーマンスが高いことを明らかにした。
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