研究課題/領域番号 |
16K01610
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
中村 剛 筑波大学, 体育系, 准教授 (60341707)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 交信分析能力 / 動感志向性 / 身体知 / 地平構造分析 |
研究成果の概要 |
近年、わが国においては、教育改革の流れが加速している。そうしたなかで体育系の大学においては、高い資質と能力を具えた体育・スポーツ指導者の育成が喫緊の課題となっている。とりわけ〈学習者がどのような動感感覚で動いているのかを訊き出す能力〉である〈交信分析能力〉の養成は重要な課題の一つである。そこで本研究は、この能力の養成方法論の構築に資する基礎資料を得ることを目的として、計画・実施された。その結果、まずこの能力の地平構造が明らかになった。さらに学習者の暗黙知的な〈動感感覚〉を訊き出す上で、指導者にどのような動感志向性が求められるのかということについて明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、体育・スポーツ指導者に求められる専門的な指導力の一つである〈交信分析能力〉の動感地平構造と、指導者がこの交信分析によって学習者から動感感覚を首尾よく訊き出す上で、欠かすことのできない動感志向性の特徴が明らかになった。こうした研究の成果によって、この〈交信分析能力〉の養成方法論の検討と、そのテスト方法論の開発に対して、極めて有用な資料を提供することにつながると考えるものである。したがって、本研究の成果は、高い資質と能力を具えた指導者の養成が求められている現代社会に対して大きく貢献するものと考えられる。
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