研究課題/領域番号 |
16K01611
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
坂本 昭裕 筑波大学, 体育系, 教授 (10251076)
|
研究分担者 |
渡邉 仁 筑波大学, 体育系, 助教 (70375476)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 自然体験療法 / 発達障害 / 社会性 / キャンプ / 冒険プログラム / カウンセリング / プログラム / 社会的適応 / 参与観察 / 事例研究 / 野外教育 / 臨床心理 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、自然体験療法に参加した発達障害児の社会性を改善するための効果的なプログラムを検討することであった。縦走登山などの冒険的プログラムとキャンプ生活を含む15日間の自然体験療法プログラムは、発達障害児の対他性意識や社会的スキルなどの社会性を改善することが明らかになった。また、プログラムの治療的要因は、発達障害児が示す葛藤を冒険的プログラムを通じて解決に向けて取り組む実存的体験であった。また、治療的プロセスを可能にするプログラムの構成要素は、アセスメント、構造化プログラム、リスクを伴う自然体験活動、グループ、プログラムにおける他者との共体験が明らかにされた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで自然体験療法プログラムにおける発達障害児の社会性の改善に関してエビデンスが存在しなかった。しかし、本研究においてエビデンスが示されたことは、体育学や臨床心理学の領域において学術的な意義がある。またプログラムの治療的要因やプログラムの要点となる構成要素が明らかになったことは、実践現場での臨床的指針として役立つと思われる。そしてこのようなプログラムが、発達障害児の社会性などの成長を支援する取り組みとして認知される社会的意義は大きいと考えられる。
|