研究課題/領域番号 |
16K01614
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
古田 久 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (80432699)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 運動不振 / 自由度 / 判定基準 / 運動が苦手 / 運動が苦手な児童 / 運動が苦手な生徒 / 運動が苦手な学生 / 動作解析 / アンダーハンドパス / バレーボール / 自由度の拘束 / 自由度の解放 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,運動の自由度の観点から運動不振学生の運動制御・学習における特徴を明らかにすることであった。ただ,運動不振学生の判定法に不十分な点が認められこと,及び新型コロナウイルス感染拡大によりヒトを対象とした実験の遂行が困難となったため,当初の計画を完了することはできなかった。そのような状況での成果として次の2点が挙げられる。第1に,大学生版運動不振尺度の判定基準や使い方を見直し,整理した。第2に,運動の自由度の重要性や運動不振と発達性協調運動障害(DCD)との関連に焦点を当てて,学会シンポジウムやラウンドテーブルを企画し,運動不振者に対する指導や学習支援の在り方を議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初の計画通りに研究を進めることはできなかったが,本研究の成果に関して次の2つの観点から学術的・社会的意義を見出すことができる。第1は運動不振の判定法の改善の観点である。大学生版運動不振尺度の判定基準の検討によって,測定評価の面から運動不振研究の土台を強化できたと思われる。第2は,運動指導の改善の観点である。スポーツの指導場面では運動不振やDCD(発達性協調運動障害)を呈する者の運動技能を向上させることは難しい。今回,学会のシンポジウムや現職教員を対象としたラウンドテーブルにおいて運動不振やDCDを呈する者に対する学習支援について議論できたことは運動指導の実践場面の改善に貢献できたと思われる。
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