研究課題/領域番号 |
16K01619
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大後戸 一樹 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (20632821)
|
研究協力者 |
木原 成一郎
久保 研二
村井 潤
加登本 仁
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 体育授業 / 小学校体育 / ICT / 動画テスト / 思考力・判断力 / 跳び箱運動 / 体育科授業 / 観察運動学習 / ICT / 学習効果 / 思考・判断 / 2画面比較映像 / 学習評価 |
研究成果の概要 |
本研究は,児童が体育授業で学んだ知識をもとに思考・判断する動画テストを開発し,その有効性を検証することであった。そこで,2つの技術ポイントの違いがあるビデオ映像を4画面で同時再生する動画テストを開発し,児童が観察する際の着眼点に違いが見られるかどうかを調査した。 収集したデータを分析した結果,複数の観点から運動を観察し,「思考・判断」させたい場合は,4画面動画の方が,より総合的な「思考・判断」を求めることができる動画教材であることが示唆された。しかしながら,ビデオ映像が増えたことによって,観察の着眼点が拡散したことが推察されたため,発達段階に適した活用方法の検討が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育現場において「学習評価を円滑に実施できているとは感じていない」傾向のうかがえる「思考・判断」について,複数画面を同時に再生する動画テストの活用によって,体育科授業での「思考・判断」の学習評価をするためのツールを得ることができる. これによって,『21世紀型能力』のなかでも重要性が指摘されている「思考力」の育成について,体育科におけて育成する「思考・判断」の具体的な内容を提案できるとともに,体育・保健体育での児童・生徒の指導内容の定着度を把握するための学力調査モデルを示すことができると考える.
|