研究課題/領域番号 |
16K01622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
上野 耕平 香川大学, 教育学部, 教授 (20311087)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | フェアプレイ / 体ほぐし / 鬼遊び / スポーツマンシップ / なかま鬼 / 鬼あそび / 援助行動 / 体つくり / 鬼ごっこ |
研究成果の概要 |
現代社会が体育に期待する事柄の一つとして,身体活動を通じて獲得したフェアプレイの日常生活への般化が挙げられる。そこで本研究では,フェアプレイの一つとして援助行動に注目し,援助自己効力感を促進する鬼遊びであるなかま鬼を体ほぐしの運動の教材として取り入れ,体育授業の実践を通じて,児童の援助自己効力感を高める体育授業を構築すると共に,その効果について検討することを目的とした。本学附属小学校との連携のもと実践研究を行った結果,小学校における体ほぐしの運動の教材としてなかま鬼を提示したほか,なかま鬼への参加を通じて援助行動を重ねることにより,児童の援助自己効力感が肯定的に変容することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は体育授業を通じて参加者の人間形成を目指す実践研究であると言える。先行研究では,質問紙調査を通じて援助行動に影響を及ぼす可能性のある要因を推定する研究が多いなか,本研究は体育という限定された場面であっても,実際の具体的な行動による影響を確認する点が,他の研究と大きく異なっていた。 本研究を通じて,体育において実施可能な援助行動を促進する鬼遊びの実施方法が明らかにされると共に,フェアプレイ(なかまを助ける)を促進する体育授業の具体例が提示された。また本研究の成果は,体育実践の現場及びスポーツ活動への参加を通じた人間形成に関する研究の一つとしても数えられるであろう。
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