研究課題/領域番号 |
16K01633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
西原 康行 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (50339959)
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研究分担者 |
米村 耕平 香川大学, 教育学部, 准教授 (20403769)
木内 敦詞 筑波大学, 体育系, 教授 (40241161)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 教師教育 / スポーツ教育学 / 認知 / 教育工学 / 授業改善 / スポーツ教育 / 大学体育 / 動画アノテーション / 再現認知 / 教育学 / 認知科学 |
研究成果の概要 |
本研究は動画システムを用いて熟達教師と初心者教師の授業における状況認知の特徴を明らかにした.また,初心者教師が熟達教師の状況認知の動画を観ることによって,どのような気づきや学びが起こるのかを明らかにした.その結果,熟達教師は,目の前で起きている現象をとらえることよりも,授業全体の流れや,全体計画の中でのこの授業やこの現象をとらえていることが明らかとなった.また,熟達教師は観えている現象から,様々な要因や全体を複合的にとらえていることが明らかとなった.さらに,このような熟達教師の状況認知を初心者教師が観ることで,新たな気づきや学びが促されることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義と社会的意義は以下の2点である. 1.体育授業は教員の暗黙知が内包されているため,言語データ(教員が発した言葉や指導案)あるいは授業者と授業観察者の記憶だけを拠所にして振り返る(検討する)ことに限界がある.そのため,授業時の動画を用いて「この場面」を振り返ることで暗黙知が浮き彫りになるとともに,教員同士がその知を共有できる点. 2.「曖昧模糊とした授業改善の課題」あるいは「やりっぱなしの授業」ではなく,動画に映る授業時の学生の具体的な姿を通して,授業の何が課題なのかを明確にして,着実に実践の成果を蓄積できる(暗黙知を教員の力にしていく)点.
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