研究課題/領域番号 |
16K01637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | びわこ学院大学 |
研究代表者 |
奥田 愛子 びわこ学院大学, 教育福祉学部, 教授 (70556000)
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研究協力者 |
中込 四郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 原風景 / スポーツ原体験 / アスリート / 連続性 / 自伝的記憶 / 双生児アスリート / 自己展開性 |
研究成果の概要 |
本研究は、アスリートの特徴や幼少期の経験(原風景やスポーツ原体験)と、その後の競技への態度や意欲とのつながりについて検討を行った。 質問紙調査ならびにトップアスリートや一卵性双生児アスリートへの個別面接調査の結果、彼らが語る原風景やスポーツ原体験の内容(取り組み方)は、彼らの競技に対する考え方(態度)に影響していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から、原風景やスポーツ原体験といった幼少期の体験記憶の連続性が、その後の身体活動(スポーツ活動)の価値観や態度形成に影響を及ぼすことが考えられた。つまり、本研究の成果は、子ども時代の多様な体験がどのような連続性をもって自己に内包されていくべきか、あるいは、望ましい体験のあり方そのものについて示唆を与え、安易な「体験重視」の考え方にも注意喚起を促したものと考える。さらに、心理的問題を抱えたアスリートの心理臨床面接における「語り直し」の治療的意味を明らかにすることへもつながっていくものと考える。
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