研究課題/領域番号 |
16K01655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪成蹊大学 (2018-2020) 金沢大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
寳學 淳郎 大阪成蹊大学, 教育学部, 教授 (70313822)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 東ドイツ / スポーツ史 / スポーツ振興 / スポーツ政策 / 社会主義国家 / スポーツ関係規定 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、東ドイツの政権政党SED、国家的機関などによって出されたスポーツ関係規定に示されるスポーツ振興の理念や方策が、どの程度まで実現されたのかを検討することにあった。本研究は、1949年から1960年までを中心とし、資料としては、東ドイツ時代の極秘文書を使用した。 1960年以前、東ドイツは、児童・青少年スポーツ、大衆スポーツにおいて会員数などで停滞し、競技スポーツにおいても西ドイツに劣っていた。スポーツ振興の理念や方策が実現できなかった理由は、児童・青少年スポーツにおける指導者不足、スポーツ団体の大衆スポーツ軽視、競技スポーツにおけるトレーナーの少なさなどであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主に東ドイツ時代極秘文書であった資料を分析した本研究によって、社会主義国家であった東ドイツが、1950年代前半から児童・青少年スポーツ、大衆スポーツ、競技スポーツなどを計画的、重点的に促進していたことや、1960年までは、スポーツ振興に関する事項がスポーツ関係規定に示されても、徹底して実行に移されるまでには時間がかかったものや、実現できなかったものがあったことなどが従来の研究より明らかとなった。後年スポーツで世界の注目を集めた東ドイツは、1957年までは、児童・青少年スポーツ、大衆スポーツにおいて会員数などで停滞し、競技スポーツにおいても西ドイツに追いついていない状況にあった。
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