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英連邦競技会をめぐる言説にみる地域主義、ナショナリズム、帝国意識に関する史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K01662
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関高知大学

研究代表者

川本 真浩  高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (20314338)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードスポーツ史 / ナショナリズム / 国際関係 / 帝国史 / 地域主義 / コモンウェルス / イギリス現代
研究成果の概要

本研究では、英連邦競技会(エンパイア・ゲームズから3たび改称して現在はコモンウェルス・ゲームズ)をめぐる言説や表象に着目し、そこに映しだされる地域社会、ネイション、帝国ないしコモンウェルスにかかる重層的な帰属意識やスポーツ文化をとおした社会的枠組みの特質について考察した。1930年代から50年代にかけてのニュージーランド、カーディフ大会(1958年)を開催したころのウェールズ、1980年代初めまでのオーストラリアに焦点を合わせ、地域主義、ナショナリズム、帝国意識が交錯するなかで開催されてきた英連邦競技会の歴史的位相を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウェストミンスター憲章により創設されたコモンウェルスの加盟国に加えて、本国イギリスの4ネーションと海外諸領がそれぞれ選手を派遣する総合スポーツ大会である英連邦競技会は、国際組織であるコモンウェルスよりもイギリス帝国を表象的に継承し体現するイベントであり、その歴史から見通せる重層的な帰属意識やスポーツ文化のありようを明らかにしたことは、帝国=コモンウェルス史ないしスポーツ史研究の成果というのみならず、激動する現代世界情勢を考える際に看過されがちなコモンウェルスに注目し捉え直す手がかりを提供するものとして社会的意義を有する。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ローンボウルズの「来歴」再考2017

    • 著者名/発表者名
      川本真浩
    • 雑誌名

      海南史学

      巻: 55 ページ: 29-52

    • NAID

      40021296718

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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