研究課題/領域番号 |
16K01675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
平木 貴子 日本大学, 経済学部, 講師 (00392704)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 心理サポート / メンタルトレーニング / カウンセリング / 心理専門家 / スポーツカウンセリング / 専門家 |
研究成果の概要 |
本研究は,スポーツメンタルトレーニング(以下,SMT)とスポーツカウンセリング(以下,SpC)に注目し,両者の共通性や独自性を検討した.その結果,初回来談時における主訴の傾向では,両者の顕著な差異はみられなかったが,SMT中心の心理専門家は,困難事例におけるリファーの判断は早い傾向が示された.同一事例の検討においては,SMT中心の心理専門家は,選手の目標に基づいて,当面のサポート期間を具体的に設定する傾向がみられた.SpC中心の心理専門家は,主訴の背景となる心理的課題(主体性のなさ,自己コントロール感の欠如,自立・自律の獲得)に働きかける心理介入方針を見立て,長期間のかかわりを想定していた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,スポーツ科学を取り入れた強化活動が加速しており,スポーツ心理学の分野においてもアスリートや競技団体から心理面のサポートを求められることが増えてきている.心理サポートの要望増加に伴って,心理専門家が担う役割は多様化し、各専門家は自身の専門性とその限界を把握するとともに,必要に応じて,拠って立つアプローチの理論的枠組みを超えた視点や,他の立場の専門家と連携・協力することが求められている.本研究で得られた知見は,サポート対象の置かれている状況やニーズに合わせて,適切な心理専門家を選定する際の有用な指標となると考える.
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