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呼吸筋トレーニングが持久性能力を高める生理的メカニズムの究明

研究課題

研究課題/領域番号 16K01678
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関立正大学

研究代表者

山地 啓司  立正大学, 法制研究所, 特別研究員 (50012571)

研究分担者 上田 誠仁  山梨学院大学, スポーツ科学部, 教授 (30176599)
山本 正彦  東京工芸大学, 工学部, 准教授 (40339809)
鍋倉 賢治  筑波大学, 体育系, 教授 (60237584)
清水 茂幸  岩手大学, 教育学部, 教授 (70272185)
中垣 浩平  山梨学院大学, スポーツ科学部, 准教授 (30549473)
研究協力者 高山 史徳  筑波大学, 体育科学系 (50836062)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード呼吸筋トレーニング / ノーズクリップ / パワーブリーズ / 自発的最大呼吸量 / 持久性パフォーマンス / 換気当量 / 競技者 / 大学駅伝選手 / 競歩選手 / パフォーマンス / 呼吸効率 / 呼吸筋力 / 生理的メカニズム
研究成果の概要

ランニングスピードを徐々に高めていくと酸素摂取量(VO2)は定常状態(SS)が現れるが,肺換気量(VE)は指数関数的に増加し続け,ついに運動を続けることができなくなる(オールアウト).VO2にSSが現れ始めた時呼吸筋で使われるエネルギー量は全体の約4%であるが,オールアウトに達する時は10~16%までに達する.呼吸筋で使われるエネルギー(VO2)は本来脚筋で使われるものであったため,脚筋のVO2が不足して脚が疲れる.あらかじめ,呼吸筋トレーニングをすることによって呼吸効率(VE / VO2)を高めることによって脚筋の疲労を遅延させると,持久性のパフォーマンスが高まることを証明した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで呼吸筋トレーニングがランニングのパフォーマンスを高めるのに概ね有効であることが明らかにされている.しかし,その報告のほとんどが一般ランナーを対象にしたものである.本研究は箱根駅伝を目指すハイレベルの競技者を対象に呼吸筋トレーニング(8週間)を行った結果,呼吸筋の機能的水準を高め持久性のパフォーマンスが向上した.この結果は競技水準に関係なく呼吸筋トレーニングが持久性トレーニングの中へ積極的に取り組むことが有効であることを示唆するものである.

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 持久性競技者におけるコアトレーニングの必要性と有効性2019

    • 著者名/発表者名
      ③山地啓司,橋爪和夫
    • 雑誌名

      ランニング学研究

      巻: 30 ページ: 1-19

    • NAID

      40021805228

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ノーズクリップを用いた呼吸筋トレーニングが競歩選手の呼吸機能やパフォーマンスに及ぼす影響2019

    • 著者名/発表者名
      ④山本正彦,山地啓司,清水茂幸,坂本静男
    • 雑誌名

      ランニング学研究

      巻: 30 ページ: 29-39

    • NAID

      40021805255

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ノーズクリップを用いた呼吸筋トレーニングが競歩選手の呼吸機能やパフォーマンスに及ぼす影響2018

    • 著者名/発表者名
      山本正彦,山地啓司,清水茂幸、坂本静男
    • 雑誌名

      ランニング学研究 2018年

      巻: 30

    • NAID

      40021805255

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 持久性ランナーにおけるコアトレーニングの必要性と有効性2018

    • 著者名/発表者名
      山地啓司,橋爪和夫
    • 雑誌名

      ランニング学研究 2018年

      巻: 30

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 呼吸筋トレーニングは呼吸機能やスポーツパフォーマンスを改善するか2017

    • 著者名/発表者名
      山地啓司
    • 雑誌名

      体力科学

      巻: 66

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 鼻腔制限による高強度ランニングは呼吸筋を鍛えるか2018

    • 著者名/発表者名
      ③山本正彦,山地啓司,高山史徳,中垣浩平,上田誠仁,坂本静男
    • 学会等名
      第30回ランニング学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 鼻腔制限による高強度ランニングは呼吸筋を鍛える2018

    • 著者名/発表者名
      山本正彦,山地啓司,髙山史徳,中垣浩平,上田誠仁,坂本静男
    • 学会等名
      第30回ランニング学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 呼吸筋トレーニングの必要性と実践例2016

    • 著者名/発表者名
      山地啓司
    • 学会等名
      第71回日本体力医学会
    • 発表場所
      盛岡市民文化ホール
    • 年月日
      2016-09-23
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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