研究課題/領域番号 |
16K01699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
橋本 純一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 教授 (60189488)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 観戦環境 / スマートベニュー / グローカル / トポフィリア / 多機能複合型 / 政策決定過程 / スタジアム建設 / 欧州先進スタジアム / 観戦空間 / スタジアム設計 / 政策論 / 文化論 |
研究成果の概要 |
本研究はスポーツ観戦空間がどのようなプロセス(手続)をもって設計され、いかなる存在足り得ているのかを探り、人間にとって望ましいあり方を検討・提示することを目的とした。 結果として、スポーツ観戦環境についてのあらゆる政策決定過程で市民が参画し、その手続は常に民主的かつ透明性を持って進めることが重要であること、また、スポーツ観戦空間は喜怒哀楽等の諸感情、グローカルな文化社会的価値を反映させながら、諸パワー(経済的パワー、政治的パワー、文化的パワー)をもって、多機能複合の洗練されたスマート・ベニュー化することが望ましいとされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、これまでの建築学等のアプローチとは異なった視点、つまり観戦空間を、設計の政策決定プロセス(政策論)と人文社会科学的性質(文化論)に焦点を当てて検討したことに意義を見い出すことができる。 また、これまで巨額の公的資金が投じられたスタジアムが、有効利用されず、維持管理に頭を悩まし、負の遺産化している状況に警鐘を鳴らし、市民が日常的に利用でき、収益が見込まれるスポーツ観戦空間設計の望ましいあり方を提示したことは社会的に大きな意義を見い出せる。
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