研究課題/領域番号 |
16K01702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
赤嶺 卓哉 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (70175785)
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研究分担者 |
萬久 博敏 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 准教授 (50239167)
田口 信教 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 教授 (10171597)
角川 隆明 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 講師 (00740078)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 障がい者スポーツ / ロコモティブシンドローム / 腰痛疾患 / 変形性関節症 / 水中運動処方 / 運動器不安定症 / 水中運動療法 / 全身バランス能力 / 骨密度 / 体組成測定 / 運動器症候群 / Locomotive Syndrome / 運動療法 / 体組成測定(BIA法) / 水中運動 |
研究成果の概要 |
運動器不安定症(運動器症候群〔略称ロコモ〕;腰痛疾患群、股・膝・肩関節症群、骨量減少群)の計のべ124名に対し、年間約6ヵ月の水中運動処方を施行した。水中運動後には、体脂肪率(全身インピーダンス)の軽減、心肺機能の向上、体幹・上下肢の筋力・柔軟性の増強、症状の改善、全身バランス能力・基礎代謝量・筋肉量の増加などが、それぞれ統計学的に有意に認められた。また腰椎骨密度測定において、第4腰椎骨密度・対同性ピーク値比の増加も有意に観察され、水中運動療法の有益性が示唆された。なお、それらの運動実施映像は計3本のDVDに収録され、一般市民にも公開された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、ロコモティブシンドローム(運動器不安定症;Locomotive Syndrome;略称ロコモ)という概念が定着し、変形性関節症、腰痛症例などが該当し、急増している。それらの症例に対し、健康的な水中運動処方を施し、医療費削減、生きがいのある社会づくりに貢献することは、学術的・社会的に意義深い。我々は、ロコモ症例に対し温水プールを用いた水中運動療法を施行し、症状改善、柔軟度向上、体脂肪率軽減などが得られることを実証してきた。今回は、骨を含む全身の健康増進のための水中運動処方法を確立し、その運動内容のDVD映像化も達成し、一般市民にも公開した。それらの研究は、社会的意義を有すると考えられる。
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