研究課題/領域番号 |
16K01713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
若吉 浩二 大阪経済大学, 人間科学部, 教授 (30191729)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 水泳 / 肢体不自由者 / 有浮力水着 / 有浮力ブイ / パフォーマンス向上 / 浮力・浮心重心間距離 / 血中乳酸カーブテスト / 水中け伸び姿勢 / トレーニング活用 / 水中バランス / 浮心重心間距離 / スパッツ型有浮力水着 / ストリームライン姿勢 / 浮心 / 重心 / 障がい者水泳 / 欠損者 / 麻痺者 / 健康づくり / 障害者スポーツ / 肢体不自由 / 水中姿勢 |
研究成果の概要 |
肢体不自由者である水泳選手における縦軸方向と横軸方向における重心位置と浮心位置を調べたところ、健常者と同じく縦軸方向における浮心位置は重心位置よりも頭側に存在していた。また、下肢欠損者は上肢欠損者よりも重心浮心間距離が近かった。よって肢体不自由の欠損部位により、水中バランスのとり方に影響することが判明した。 水中バランスを改善するための有浮力水着と有浮力ブイでは、装着することで双方とも浮力が増し、浮心重心間距離が短縮することが認められた。しかしながら高速泳時では、有浮力水着のみにパフォーマンス向上に効果があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肢体不自由者においても、健康維持増進のためには日常生活に運動を取り入れることが重要である。水中運動は浮力の影響を受けることから、肢体不自由者において全身運動の実施が容易となる。 しかしながら、水中では、身体のバランスが取りづらいこと、呼吸の確保が困難であることの二つの問題がある。その解決に向けて、有浮力水着およびブイの開発に取り組んだところ、それらの装着によって水泳がより安全に優しく取り組める可能性が示された。特に有浮力ブイは肢体不自由者にとって装着が容易であり、左右の浮力も調整できることから、活用が期待される。
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