• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

運動による抗うつ効果に脳内イノシンを介したBDNFの発現調節が関与するか否か

研究課題

研究課題/領域番号 16K01737
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

三上 俊夫  日本医科大学, 医学部, 准教授 (60199966)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード運動 / 不活動 / 抗うつ / イノシン / アデノシン受容体 / うつ様症状 / ストレス / 認知機能 / うつ病 / エピジェネテック / 脳由来神経栄養因子
研究成果の概要

本研究ではうつ病治療における運動療法の有用性を確認すると共に,運動によりもたらされる抗うつ効果がイノシンを介したアデノシン受容体の活性化と関係するか否かについて検討した. マウスを不活動状態で飼育することにより身体活動量が通常の50%に低下し,それによりうつ様症状が発症した.この不活動飼育と並行して定期的な低強度運動をマウスに行わせることによりうつ様症状の発症が抑制された.そして、この運動時にアデノシン受容体阻害剤を投与しても運動によるうつ様症状の改善は影響しなかった.この事より、低強度運動によるうつ様症状の改善にはアデノシン受容体を介したイノシンの影響はみられないと推測された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会的なストレスが増加した現代社会において,うつ病を含む精神疾患患者は増加の一途をたどっている.一方,うつ病の予防・改善に運動が効果的であることは認知されているが、その作用機序は未だに明確ではない.本研究では運動の抗うつ効果を脳内イノシンの作用の点から検討した.しかし,本研究の結果からは,運動による抗うつ効果にイノシンの関与は見いだせなかった.しかし,その実験の過程で,身体的不活動がうつ様行動を引き起こす危険因子であることが明らかにされた.本研究は,身体活動量を低下させないことがうつ病予防の第一歩である啓蒙していく上での重要な研究結果となると期待される.

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 継続的運動は不活動由来の認知機能低下とうつ様症状の発症を予防する2019

    • 著者名/発表者名
      三上俊夫
    • 学会等名
      第74回日本板力医学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi