研究課題/領域番号 |
16K01754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
藤本 浩一 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (10287815)
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研究分担者 |
千足 耕一 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70289817)
山川 紘 東京海洋大学, 学内共同利用施設等, 客員教授 (80017061)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 海女 / 腰痛 / 鉛玉分散装着 / 息こらえ潜水 / 海上安全 |
研究成果の概要 |
潜水漁業者の腰痛発症因子に関する相対リスクを検証したところ、8.3kg以上の鉛玉装着とBMIが27.3以上であることが、有意なリスク因子となることが示唆された。一方で、職業性腰痛の発症因子として、近年着目されている心理・社会的ストレスについては、潜水漁業者においては有意な腰痛発症のリスク因子とならないことが推察された。また、鉛玉を腰部と背部に分散して装着することは、腰痛を軽減させるものの、特に背部への装着方法は、個別的な工夫が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉛玉の分散装着方法については、個別的な工夫が必要となるものの、分散装着が腰痛を軽減させる効果を有することが確認されたことから、海女の腰痛を軽減させるための方法について、ひとつの方向性を示すことが出来た。また、現役の海女の腰痛を軽減させることによって、海女人口の減少に歯止めを掛ける効果が期待されるとともに、貴重な日本の文化遺産を後世に伝えることの一助にも成りうることから、水産学や文化人類学等の他分野への波及効果も期待できる。
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