研究課題/領域番号 |
16K01758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 意思決定スキル / 熟慮型 / 直感型 / 系統的プログラム / リスク / 意思決定 / 思春期 / 児童生徒 / 教科書 / 発達段階 / 健康課題 / 意思決定場面 / 小中高校生 / 米国健康教育基準 / 指導目標 / 直観型 / プログラム |
研究成果の概要 |
小学生対象の意思決定スキル調査から,中高生調査結果と同様,スキルに熟慮型,直感型に相当する下位因子があること,両下位因子間はほぼ無相関であることが確認された。また高校生のリスク調査から,リスクとして自然災害,交通事故,学業,入試,進路,スマホ等が挙げられ,リスク関連の意思決定は様々な教科等で指導可能と判断された。さらに,国内の中高の保健教科書,及び米国健康教育基準・カリキュラム分析ツールHECATとの比較分析から,日本の意思決定スキル育成の課題として,意思決定場面の傷害防止への偏在,熟慮型意思決定場面,選択肢実行時の多面的結果の予想,意思決定影響要因等の指導の不足が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小中高校生のリスクに関する意思決定スキルの育成方策を提案した。すなわち,熟慮型と直感型の間の相関が低いことから,両型の指導の必要性を示した。また熟慮型意思決定の指導では,従来の危険行動や生活習慣に加え,飲酒,薬物乱用,メンタルへルス,人間関係のトラブル等意思決定場面の多様な設定,選択肢を実行した場合の結果の多面的な予測,問題ある選択肢の代替選択肢の検討,意思決定に影響する要因の確認の必要性を空きからにした。また直感型意思決定については,安全上の危険予測以外に拡大する必要を示した。
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