研究課題/領域番号 |
16K01762
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
竹内 理恵 長崎大学, 熱帯医学研究所, 戦略職員 (00623084)
|
研究分担者 |
小林 潤 琉球大学, 医学部, 教授 (70225514)
|
研究協力者 |
ジェンガ サミー
ドゥライ ブレイマ
アーネスト グレゴリオ
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 学校保健 / 健康教育 / 途上国 |
研究成果の概要 |
3か国のうちフィリピンでは健康教育がカリキュラムに含まれ、ケニア、ニジェールでは含まれていなかった。一方、宗教教育はフィリピンでは含まれずケニア、ニジェールでは含まれていた。語学、理科、社会、宗教等の教科書に健康に関する話題が含まれており、一般教科への統合は問題なく実施されていると示唆された。含まれる話題は衛生教育、病気やケガ、栄養、安全、環境、災害、社会問題等で、国により重点配分は異なっており、また、国の状況を反映する話題も取り上げられ、ニジェールでは衛生教育、干ばつに関する問題、ケニアではHIV/AIDSや交通事故、フィリピンでは台風の影響など、それぞれの国の問題を正確にとらえていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教科書の健康教育に関する内容分析研究はあまり多くされておらず、報告されているもののほとんどが先進国にて実施されたものである。先進国での学校保健ベースの健康対策が報告され始める中、健康教育がカリキュラムに含まれない途上国での健康教育の普及を目指すうえで一般教科への健康教育の統合は重要であり、本研究は途上国における学校保健をベースとした健康対策の実現可能性を探る上で極めて重要である。また途上国では宗教教育がカリキュラムに含まれることが多く、その教育に対する影響も無視できない。特にイスラム教育を含んだイスラム圏での教科書分析は今までほとんどなく重要である。
|