研究課題/領域番号 |
16K01768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
樋口 倫子 明海大学, 外国語学部, 准教授 (70276179)
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研究分担者 |
橋本 佐由理 筑波大学, 体育系, 准教授 (10334054)
杉浦 雄策 明海大学, 不動産学部, 教授 (50245156)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 自己マスタリー / well-being / 大学生 / 自己イメージ / レジリエンス / ストレスマネジメント / ストレス / ウェルビーイング / 心理教育 |
研究成果の概要 |
本研究では5つの Moduleからなる大学生の自己マスタリー促進プログラムを開発しその効果を検討した。(1)まず、12項目の自己マスタリー尺度の開発を試みた。(2)次にMain Module(肯定的な自己イメージの構築)の効果を検証し、介入群の心理指標(自己マスタリー、主観的幸福感)の改善が確認された。(3)自己マスタリー促進とWell-being向上のプロセスを検討し、自己の課題に焦点化した目標が設定され、行動変容によりポジティブな感情が体験されていた。(4)仮想空間での対話の効果を検証し、対話のModuleを追加した。本プログラムは、自己マスタリーとWell-beingの向上に有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学生は試行錯誤しながら、経験を蓄積させ、アイデンティティを確立していく。したがって、メンタル不調の予防や改善という消極的な支援にとどまらず、自己実現の達成や自己成長を含むポジティブな側面に焦点を当てた支援が、大学生には必要となる。本研究では、「自分がどうありたいかに焦点を当て、理想と自己の現状を対比させながら、その差を創造的緊張として、主体的に前向きに挑戦を続けるプロセスを繰り返す」という自己マスタリーの促進プログラムが大学生のWell-being(自己成長や生きがい)を向上させることを検証した。さらに、Onlineによるプログラムの提供により、大学生にその機会を提供することが容易になる。
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