研究課題/領域番号 |
16K01774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
勝又 聖夫 日本医科大学, 医学部, 助教 (80169482)
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研究分担者 |
川田 智之 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (00224791)
稲垣 弘文 日本医科大学, 医学部, 講師 (50213111)
平田 紀美子 日本医科大学, 医学部, テクニカルスタッフ (70445815)
武藤 三千代 日本医科大学, 医学部, 准教授 (80174457)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 健康教育 / タバコ / ニコチン / ドーピング / アンチ・ドーピング / タバコ製品 |
研究成果の概要 |
日本体育協会に所属する115団体に対してタバコ対策やアンチ・ドーピング教育実施等のアンケート調査を行った。その結果、ニコチンがドーピング防止規程の監視対象物質であることの認知度は低く周知する必要があった。また、喫煙者に対する取り組みが団体組織で大きく異なり、積極的な対策が求められた。 ニコチンは自律神経系に影響を及ぼすことは知られている。新体力テスト前後での唾液中カテコールアミン代謝物の変化と心拍センサーから得られた心拍変動の周波数解析を行なった。喫煙者群と非喫煙者群共に運動後に有意に交感神経に関わる指標が上昇した。この結果は、喫煙者の競技直前喫煙が心拍に過剰な負荷を与えることが推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
喫煙の健康影響は、喫煙者ばかりでなく受動喫煙による非喫煙者にもあることは事実である。喫煙率は減少傾向を示すが、スポーツ選手に少なからず喫煙者がいることがアンケート調査からわかり、健康への影響が懸念される。また、ドーピング防止規程の監視対象物質でもあることから、喫煙がスポーツの価値を損ねるとこは否めない。さらに、運動により交感神経活動が上昇するが、ニコチンによる影響も相乗的に関わることも考えられるので、タバコを吸うスポーツ選手の健康も損ねるリスクがある。今回の研究結果をもとに積極的にスポーツ界でタバコ対策を構築することは、東京オリンピックを見据えた社会発信となり、未成年者への防煙対策ともなる。
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