研究課題/領域番号 |
16K01792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2017-2019) 大阪市立大学 (2016) |
研究代表者 |
山野 恵美 国立研究開発法人理化学研究所, 科技ハブ産連本部, 研究員 (40587812)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ストレス / 認知 / 個人差 / 脳磁図 / 予防医学 / 脳神経 |
研究成果の概要 |
本研究では、脳磁図計(MEG:magnetoencephalography)を用いて急性ストレス状況下における認知的評価と個人特性との関連性を検討し、ストレス評価パターンの類別、特性別に効果的なストレス対処法の開発を行うことを目的とした。健常成人男性19名を対象に、安静閉眼状態で2種類のストレス認知課題遂行時のMEG計測、質問紙を用いた主観レベルにおける課題の認知的評価、ストレス反応、個人特性を測定した。自己肯定感が高いほど、ストレス状況下において情動的対処をとる程度が低く、抑うつのレベルも低いことが認められた。個人の気質・性格がストレス認知や精神的ストレス反応に関与することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、精神的ストレスに対する認知的評価やストレス反応が個人内要因である気質・性格と関連することを認めた。当該知見により、個人特性に対応した、テイラーメイド型のストレスコーピング法の開発が可能になる。個人特性を考慮して、適切にストレス認知の是正を行い、心身状態を改善することにより、ストレスに起因する関連疾患発症の予防、ひいては個別化予防医療に繋がると考える。将来的には、臨床現場での応用も期待される。
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