研究課題/領域番号 |
16K01796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 文京学院大学 |
研究代表者 |
山崎 幸子 文京学院大学, 人間学部, 准教授 (10550840)
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研究分担者 |
藺牟田 洋美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
藤田 幸司 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 自殺総合対策推進センター, 室長 (40463806)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 閉じこもり / 介護予防 / 行動変容 / 同居家族 / 心理的バリア / 地域高齢者 / うつ / 自己効力感 / 心身の健康 |
研究成果の概要 |
高齢者の閉じこもりは要介護状態の危険因子とされ各地域で閉じこもり予防や改善のための取り組みがなされているが、効果が十分な介入手法はない。本研究では、高齢者の閉じこもりには、同居家族に特有の関わりがあると同時に、高齢者本人の外出に対する心理的なバリアがあると仮定し、調査を実施した。調査は閉じこもり高齢者に対するインタビュー調査、および、地域高齢者に対する疫学的な調査を実施した。その結果、外出に対する心理的なバリアとして、健康状態への危惧や、外出先での不安、外出意欲のなさ、などに加え、ネガティブな老いの受容が認められた。これらを元に、家族と共に行う閉じこもり改善に向けた支援プログラム案を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は閉じこもりの改善に向けて、閉じこもりを維持・促進する心理的阻害要因の解明という新しい視点から、エビデンスを提示することができた点で、学術的意義が高いと言える。特に、本人の心理面を考慮し、かつ同居家族の関わりを取り込んだ包括的側面からアプローチする点は他に類を見ない。さらに、本研究の成果から、閉じこもり高齢者の外出に対する心理的阻害を簡便に把握しうること、閉じこもりを強化する心理的阻害要因を解明し、同居家族との関わりを検証した成果は、今後の介護予防・高齢者保健にも大いに貢献しうる。
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