研究課題/領域番号 |
16K01802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 梅花女子大学 |
研究代表者 |
廣川 空美 梅花女子大学, 看護保健学部, 教授 (50324299)
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研究分担者 |
権藤 恭之 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40250196)
本庄 かおり 大阪医科大学, 医学部, 教授 (60448032)
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研究協力者 |
バス タラス
春日 彩花
松本 清明
長谷川 愛
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 文化指標 / 少子高齢化 / 平均寿命 / 高齢者人口割合 / 出生率 / 不確実性の回避 / 国民総生産 / 文化 / 価値 / 健康 / エコロジカル研究 |
研究成果の概要 |
本研究はHofstedeの文化的価値指標と少子高齢化指標との関連を検証した。59の国や地域の1990年代、2000年代、2010年代の平均寿命、高齢者割合、出生率を用いた。GDP、高学歴割合と労働参加率のジェンダーギャップを調整した重回帰分析を行った結果、「不確実性の回避」は全ての年代の高齢者割合や、1990年代の出生率と有意な関連を示した。有意な「不確実性の回避」とGDPの交互作用も認められ、経済的に豊かな国では「不確実性の回避」が高いほど平均寿命が長く、出生率が低くなるが、貧しい国では逆の傾向が見られた。「不確実性の回避」は少子高齢化の社会を予測する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「個人主義」と健康の関連についてはこれまでも研究されているが、本研究によって「不確実性の回避」が高齢者人口割合や出生率と関連し、少子高齢化社会を予測する文化的価値指標である可能性が示唆された。「不確実性の回避」は、不安、抑うつ感といった心理的要素を含むとされており、「不確実性の回避」傾向が高い社会において、心理的特性を考慮しながら、少子高齢化社会を抑止するような介入方法を検討できるかもしれない。
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