研究課題/領域番号 |
16K01806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
永光 信一郎 久留米大学, 医学部, 准教授 (30258454)
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研究分担者 |
岡村 尚昌 久留米大学, 付置研究所, 助教 (00454918)
角間 辰之 久留米大学, 付置研究所, 教授 (50341540)
松岡 美智子 (向野美智子) 久留米大学, 医学部, 助教 (80461458)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 小児 / 睡眠 / 睡眠習慣 / 睡眠障害 / CSHQ / メラトニン / 小児睡眠習慣質問票 / 眠り / CSHQ / 子ども / 子どもの睡眠 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
日本の子どもの睡眠時間は世界の中でも最も短い。睡眠習慣は小児期の行動発達様式に影響を及ぼし、小児期の睡眠習慣は成人期の生活習慣病のリスクにも成りうる。小児期より望ましい睡眠習慣を身に付けることは重要である。望まれる子どもの睡眠習慣の啓発のため研究期間中に以下のことを明らかにした。1)8,600人のデータを基に、幼児期(5歳)の睡眠習慣は行動発達症状、不安症状、習癖など問題行動と強く関係しており、とくに2時間以上のテレビ視聴は悪影響を与えていた。2)小児睡眠習慣質問票(CSHQ)を作成し睡眠障害のスクリーニングを可能にした。3)より良い睡眠習慣を客観的に評価するバイオマーカーの研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報媒体機器の発展によりスマホ・ネット依存などの新しい問題が、子ども達の睡眠を奪っており、その結果、子ども達の日中の行動や情緒に悪影響を及ぼしていることが明らかとなった。日常生活の中で必要とされる「眠るという営み」に対する国民意識は我が国では決して高くなく、養育者が子どもの睡眠について周囲に相談しづらい文化が我が国にはある中、本研究結果の5歳時の睡眠週間と問題行動の関連の重要性は、子どもの睡眠の重要性を、医療者、国民に広く啓発する機会となった。また小児睡眠週間質問表の開発は、子どもの睡眠の問題を早期にスクリーニングすることを可能にした。
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