研究課題/領域番号 |
16K01819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小林 成美 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (20379415)
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研究分担者 |
井澤 和大 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (10736185)
篠原 正和 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80437483)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心臓リハビリテーション / 脂質メディエーター / 運動療法 / 抗炎症効果 / 有酸素運動 / 心血管疾患 / 炎症 / リハビリテーション / 循環器・高血圧 / 分析科学 / 生体分子 / 脂質 |
研究成果の概要 |
運動療法の心血管疾患に対する効果の一つとして抗炎症作用が想定されているが、その機序は不明であり、本研究では、運動療法の抗炎症作用と脂質メディエーターとの関連について調べた。嫌気性閾値(AT)の100~130%強度の有酸素運動では運動直後に炎症惹起性(PG群)/炎症収束性(RV群)脂質メディエーター比が有意に低下し、AT140%を超える強度の運動では逆に高くなった。従来から言われているAT強度の有酸素運動が心血管病に対し安全かつ有効との考えに合致し、今後も推奨されるべきと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓リハビリテーションは心血管疾患の長期予後を改善する治療法の一つとして様々なガイドライン上でクラスIとして推奨されており、実臨床で広くその有効性が認められているが、その方法論については経験によるものが多く科学的根拠が少ない。本研究では、特に炎症と脂質メディエーターに焦点をあてて行った。従来から安全でかつ効果が高いと考えられてきた、嫌気性閾値レベルの強度の有酸素運動が抗炎症効果を持つ可能性が示唆された。運動療法の新たなエビデンスとするため、今後もさらに研究を継続する予定である。
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