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結核菌感染による脂肪組織の機能変動を介したメタボリックシンドローム病態変化

研究課題

研究課題/領域番号 16K01826
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関琉球大学

研究代表者

稲福 征志  琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 助教 (90457458)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肥満 / 脂肪肝 / メタボリックシンドローム / 結核 / BCG / 脂肪細胞 / BCG菌 / 肝臓細胞 / 脂肪組織
研究成果の概要

先進国においては「肥満」と「結核」が経済的弱者層に集積することが懸念されることから、本研究では結核菌感染がメタボリックシンドローム病態に与える影響についての基礎的知見を得るべくして、結核感染プロトタイプである抗結核ワクチン株BCG菌体を用いた研究を遂行した。BCG菌体投与による脂肪肝の改善作用はBCG菌投与による獲得免疫の活性化が大きくかかわっていることが示唆された。また、BCG死菌体投与による脂肪肝改善は認められなかったものの、BCG菌体成分が褐色脂肪細胞に対して何かしらの影響を与えていることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、結核菌感染プロトタイプとしてBCG菌を用いて、それらの投与による肥満病態の変動について検証して、BCG菌による肥満病態の改善作用を示した。それらの肥満病態の変動は生体内における抗BCG菌免疫能の活性化、特に獲得免疫系が肥満病態の改善に関与している可能性が示され、抗結核ワクチンとしてBCG菌を利用している日本においては、この予防接種が肥満健康問題に影響を与えている可能性を示し、今後の新たな研究課題を見出したといえる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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