研究課題/領域番号 |
16K01830
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 日本薬科大学 |
研究代表者 |
井上 裕子 日本薬科大学, 薬学部, 教授 (50367306)
|
研究分担者 |
斎藤 一郎 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
中山 亮子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (50749843)
|
研究協力者 |
中山 亮子 鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (50749843)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | Epstein-Barr virus / レスベラトロール / EBVウイルス / 加齢 / EBウイルス / AhR/Arnt / フードファクター / ウイルス / 食品 |
研究成果の概要 |
Epstein-Barr virus(EBV)は成人の9割以上が潜伏感染しているが、その再活性化は各種の自己免疫疾患や慢性疲労の発症に関与していることが推測されている。本課題では、EBVの再活性化の指標となるウイルス遺伝子BZLF1のプロモーター領域の下流にルシフェラーゼの遺伝子を連結させたpZp-552-Lucというプラスミドをマウスへ遺伝子導入してEBVの再活性化を評価できるモデルマウスの作出に成功した。さらに唾液腺上皮細胞HSGにpZp-552-Lucを遺伝子導入し、ポリフェノール類によるEBV再活性化の抑制効果を検討し、レスベラトロールが顕著にEBVの再活性化を抑制する事を確認できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Epstein-Barr virus(EBV)は成人の9割以上に潜伏感染しているヘルペスウイルスの一種であるが、何らかの原因により再活性化が誘導されてウイルス複製が誘導される。ウイルス複製が盛んになると、自己免疫疾患や慢性疲労などのが発症しやすくなることが知られている。よってEBVの再活性化の抑制が可能になれば、ウイルス関連疾患を予防できる。本課題ではレスベラトロールがEBVの再活性化を制御する可能性を見いだした。 これらの成果より、レスベラトロールの摂取がEBVが関与する疾患の発症予防として有効であることを示唆し、国民の健康維持に寄与する可能性が認められた。
|