研究課題/領域番号 |
16K01831
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
木村 真規 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (40383666)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 長期的効果 / 運動習慣 / 食習慣 / 高脂肪食 / 骨格筋 / 白色脂肪 / 豊かな環境 / レガシー効果 / 運動 / 肥満 / 環境エンリッチメント / 褐色脂肪 / 長期(レガシー)効果 / 脂肪 |
研究成果の概要 |
本研究では,若齢期の食習慣および運動習慣が成熟期の骨格筋・白色脂肪組織の代謝関連遺伝子の発現変化に及ぼす長期的(レガシー)効果についてマウスを用いた基礎的検討を行った. 本研究の結果,若齢期の肥満および運動経験によって長期的に変化する遺伝子は,白色脂肪組織と比較して骨格筋組織では約半分程度であり,レガシー因子の候補が少ない可能性が示唆された.また若齢期に遊具などが設置された社会的に豊かな環境で飼育を行ったところ,活動量や体温に上昇傾向がみられたものの,筋力には影響がみられなかったことから,より効果的な環境を整備することを目的として,今後更なる検討を進める必要性が感じられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はマウスを用いた基礎的研究ではあるが,得られた結果を精査することによって,ヒトへの応用展開に対してある一定の知見を提供すことが可能と考えている.本研究の結果を広義に解釈することによって,子供の頃(若齢期)の食習慣および運動習慣が成人後(成熟期)の骨格筋や脂肪組織の機能に対して長期的に影響を及ぼす可能性が示され,その影響の強さは各組織によって異なる可能性が示唆された. また行動範囲が広く活動内容に多様性があり他者と接する機会の多い社会的に豊かな環境での生活は,身体活動量や基礎代謝を増加させる可能性があるが,より効果的な環境を整備する為には今後も更なる検討が必要と思われた.
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