研究課題/領域番号 |
16K01837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
川田 茂雄 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (20376601)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 骨格筋 / 再生 / 高気圧高酸素 / 筋サテライト細胞 / 高酸素分圧 / 低酸素分圧 / 高酸素 / 酸素分圧 / 細胞増殖 / 酸化障害 / 筋再生 |
研究成果の概要 |
骨格筋の損傷治癒過程において、損傷組織を高酸素分圧環境に暴露すると、その治癒が促進されることが知られている。しかし、高酸素分圧環境が直接的に骨格筋の基になる筋サテライト細胞の増殖能を高めるかどうかは不明であった。そこで、マウスの筋サテライト細胞由来であるC2C12細胞株を高酸素環境に暴露したところ、暴露時間の長短に関わらず増殖能は高まらなかった。このことは、高酸素分圧が骨格筋の損傷治癒を促進する際は、少なくとも高酸素分圧環境が直接的に筋サテライト細胞に影響を与えているのではないことを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋はヒトが移動する際には必須の組織であるため、この損傷はヒトの生活の質を極めて低下させる。そこで、仮に骨格筋を損傷してしまった場合は、可能な限り早期に回復させることが望ましい。高気圧高酸素環境が骨格筋損傷を促進させるという報告はあるが、そのメカニズムについては詳細には明らかになっていない。そこで、マウス筋幹細胞であるC2C12細胞を用いて、高酸素環境が細胞増殖能を直接的に刺激するのかどうかを検討したところ、高酸素環境は直接的には細胞増殖能を高めないことが明らかとなった。このことは、高酸素環境が骨格筋損傷の回復を促進させる際には、他の要因を介した間接的効果である可能性を示唆する。
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