研究課題/領域番号 |
16K01851
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
森 秀一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (30508677)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 神経筋シナプス / バイオマーカー / MuSK / 加齢・老化 |
研究成果の概要 |
本研究では、神経筋シナプス (運動神経と骨格筋のつなぎ目) の構造維持に必須の分子であるMuSK (muscle-specific kinase) がサルコペニアのバイオマーカーとして有用ではないかと考え、筋萎縮のモデル動物を用いて、MuSKの血中濃度と病態の関係からその特徴を明らかにすることを目的とした。血中MuSKは神経筋シナプスの状態を忠実に反映し、簡易的に測定可能であることから、サルコペニアや筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の前臨床試験において治療効果をモニタリングできるバイオマーカーとして利用可能であると考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、筋量の低下を検出するために用いられている画像診断やバイオマーカーは長期間の経過観察を必要とする。一方、本研究で用いたバイオマーカーはサルコペニアの発症機序に基づく特異性の高い分子を標的とするため、その変化は「筋量」ではなく「筋萎縮に至るシグナル」を反映することになる。それ故、筋萎縮の前駆症状を既存のバイオマーカーよりも短期間の観察で簡易的に検出することが可能である。これにより、筋萎縮の早期の検出と治療開始が可能になっていくと考えられる。
|