研究課題/領域番号 |
16K01859
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小泉 佳右 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (20425359)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 健康 / 身体活動量 / 概日リズム / 父親 / 唾液 / コルチゾール / メラトニン / 睡眠 / 幼児 |
研究成果の概要 |
本研究は、幼児と父親と一緒に行う運動・スポーツに遊びの実際を定量的に調査すると同時に、その結果として幼児の身体活動が生活リズムにどのように影響をもたらすのか検証することを目的とした。 その結果、父子の休日の身体活動量について有意な相関が認められた。実際に父子で実施した運動・スポーツ遊びについては、散歩と回答した家庭が非常に多かった。幼児の平日と休日の各活動強度で相関が認められ、平日と休日の身体活動の特徴が似ていることが考えられた。また、幼児の身体活動量は唾液中コルチゾールおよびメラトニン分泌速度と正の相関関係が認められ、生理的概日リズムにも影響をもたらしていることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
父子で取り組む運動・スポーツ遊びが幼児の身体活動量の確保に好意的に作用するという本研究の結果は、父親の育児参加についての社会的理解に大きく寄与するものであり、父親を取り巻く育児環境の改善のために活用できるエビデンスといえよう。 また、その結果として増えた幼児の身体活動量は、生理的な概日リズム形成に影響をもたらしていることが示され、幼児期の運動・身体活動の在り方に寄与するものとなる。運動機能の発達や人間関係形成などと同様に、幼児の身体活動の重要性を高めるエビデンスと位置付けられる。
|