研究課題/領域番号 |
16K01860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
大西 宏治 富山大学, 人文学部, 教授 (10324443)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 児童 / 人文地理学 / 学校区 / 登下校 / GPS / 子ども / 登校 / 下校 / 安全 / 小学校区 / GIS / 学区再編 / 通学圏 / 地理学 / 生活空間 / こども / 少子社会 / 通学距離 |
研究成果の概要 |
少子化に対応した学校区の再編が児童の生活空間に与える影響を検証することが本研究の目的である。かつては通学距離の長短が学校への適応度に影響することが指摘されたが、現在ではそのような指摘がなされているということはなかった。 また、地方都市では自家用車による保護者の送迎の有無や放課後の習い事が登下校の空間に対して大きな影響を与えていることが推測されたため、富山市の2つの小学校で協力の得られた児童にGPSを携帯して登下校してもらった結果、登校に関して各学年間の差は小さかったが、下校については多様な活動が見られた。また、登下校の空間の安全や危険、登下校空間での地域体験の提供方法などが検証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで学校区という境界線をもつ空間が児童に与える影響については、これまで様々な議論がなされ、質的な側面から評価がなされてきた。それに対して、GPSを用いた量的なデータからこの事象を解釈できたのが本研究の学術的、そして社会的意義だといえる。また、このようなデータにより、通学路の危険や空間認識の促進のための地域づくりなど、様々な社会的課題に取り組む手がかりが得られた。
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