研究課題/領域番号 |
16K01861
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
齋藤 大輔 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任准教授 (30390701)
|
研究分担者 |
小坂 浩隆 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70401966)
藤澤 隆史 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 講師 (90434894)
|
研究協力者 |
友田 明美
渡邊 宣明
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 脳機能イメージング / オキシトシン / 発達 / 実験系心理学 / 健康 / 成長 |
研究成果の概要 |
社会的行動や認知機能に関与する生体内物質の一つに、オキシトシンと呼ばれるものがある。近年の研究により、認知能力(注意機能)への促進的な効果や、臆病さの減少・好奇心の増加・探索行動の増加・不安軽減・学習の促進・攻撃性の減少・友好的な交流の増加を引き起こすことが知られている。そこで、社会的相互作用によって分泌されるオキシトシンが、児童の認知機能や社会能力に与える影響について、唾液検査、質問紙、認知心理課題、脳機能イメージング法などの最新の手法を組み合わせて調査した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の教育現場で指摘されている学級崩壊や学力低下などの問題には、児童の持つ認知機能(注意実行・抑制)や学習能力、社会的能力などの影響が考えられ、こうした認知機能や社会的能力には、日常生活での社会的相互作用によって分泌されるオキシトシンの量が関係していることが報告されている。そこで、唾液検査(オキシトシン)、質問紙、認知心理課題、脳機能イメージング法を組み合わせて調査し、生活環境が児に及ぼす影響について明らかにした。このことにより、「読み聞かせ」が児の認知能力に対する促進的効果を示すことについて明らかにし、教育現場に還元できる結果が得られた。
|