研究課題/領域番号 |
16K01871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
竹内 日登美 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 研究員 (10770620)
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研究分担者 |
原田 哲夫 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (60260692)
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研究協力者 |
中出 美代
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 子ども学 / 健康・成長 / 時間生物学 / 睡眠学 / ストレス |
研究成果の概要 |
生活リズムとストレスの間には強い関連があり、生活リズムや睡眠習慣の乱れは子どものストレスを増大させ、それにより心身の不調が増加する。特に、成長に伴い、昼寝の消失など、睡眠習慣が大きく変化する幼児期では、成長にあわせた適切な睡眠習慣の維持が、幼児のストレス軽減、心身の健康維持に重要となる可能性が示唆された。日中のストレスはむしろ概日リズムを朝型にする一方、夜間のストレスは夜型化を起こすなど、夜間のストレスは、体内リズムを乱す可能性が示唆された。また、慢性的な強いストレス、特に、夜間のストレスは、睡眠時間を延長させる方向=休息位相を拡大させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって得られた、夜間のストレスが子どもの体内リズムを乱し、精神面・身体面両方の不調を増加させる、また、慢性的な強いストレスが睡眠時間を増加させる=休息位相を拡大させると言う結果から、子どもたちの健康には夜間の過ごし方にも留意する必要性が示された。特に、成長に伴って睡眠習慣が変化する幼児では、適切な睡眠習慣の維持が子どものストレスコントロールに必要な可能性が示唆された。本研究で得られたこれらの結果は、24時間社会に生き、塾や習い事など夜間にも様々な活動をする子どもたちの健康を守る上で重要な知見である。
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