研究課題/領域番号 |
16K01877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 札幌市立大学 (2017-2018) 北海道科学大学 (2016) |
研究代表者 |
椎野 亜紀夫 札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (00364240)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 子ども / 遊び / 自然資源 / 三世代 / GIS / こども / 自然遊び / 環境教材 |
研究成果の概要 |
本研究は札幌市内の豊かな自然資源を有する地域を対象に三世代(子世代、親世代、祖父母世代)の幼少期における外遊び・遊び環境の調査を行い、これらをGISを用いた空間情報として整理し、時系列に比較したデータベース構築を目標とした。研究の結果、宅地開発に伴って自然を対象とする遊び場は縮小し、自然遊びの密度は低減している実態が見られたものの、祖父母世代において展開されていた自然を対象とする遊び・遊び場は一定程度継承されている実態が明らかとなった。また子世代の自然に対する選好性は、同居する親世代の自然に対する選好性の高さに大きく影響を受けていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は都市近郊に豊かな自然資源を有する北海道において、今日子どもの自然との関わり、自然を対象とする遊びが著しく縮小している状況を鑑み、三世代の自然遊び・遊び環境を時系列にデータベース化することを通じて、現在の子世代にとって有用な環境教材としての活用を目指した。調査の結果、自然資源との関わりの頻度、密度は子世代に近づくほど縮小する傾向は見られたものの、祖父母世代が幼少期に行っていた虫取り、魚釣り、木の実取りなどは子世代の遊びとして継承されていた。本研究の成果は、さらに次の世代に継承するための森林保全、河川環境保護ならびにこれらを活用した環境教育活動の目標設定になりうると考えられた。
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