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幼児のファンタジーの体験および意味づけ-幼児と養育者の関わりの素材としての活用

研究課題

研究課題/領域番号 16K01894
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 子ども学(子ども環境学)
研究機関立命館大学

研究代表者

岡本 直子  立命館大学, 総合心理学部, 教授 (50389615)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード幼児期 / ファンタジー / 現実 / 遊び / 養育者 / 子育て支援 / かかわり / 幼児 / 参与観察 / 自由遊び / 半構造化インタビュー / 関わり / インタビュー / 応答 / フィールド / 関係性 / 保育者
研究成果の概要

本研究では、幼児がファンタジー(実在しないキャラクターや現実には生じ得ない現象)をいかに体験し意味づけるかに着目した。幼児のファンタジーの体験や意味づけについて、1. 幼児の間でのやり取りで観察されるファンタジー、2.大人が与えるファンタジーの2側面から研究を行った。幼児の自由遊びや幼稚園行事、宿泊保育における参与観察と、幼稚園の先生方と卒園生親子を対象とした面接を実施した。その結果、幼児がファンタジーに主体的にかかわり、ファンタジーと現実を自由に行き来できること、成長に伴いファンタジックなキャラクターを現実のものではないと気付くようになる一方で、信じたい気持ちも存在することなどが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ファンタジーは本来、幼児に架空の世界での様々な体験を重ね考える機会を提供してくれる存在であるが、現代の幼児を取り巻く環境は商業目的のものも含め、大人が与えたファンタジーであふれている。本研究は、幼児のファンタジー体験と意味づけに着目し、幼児を主体としてファンタジーを再考することを試みた。幼児へのファンタジーの提供は良きことのような風潮があるが、本研究からは、ファンタジーの主導権を幼児に託し、見守る姿勢が重要であることが示された。この示唆は、幼児の養育者、教育者、そして幼児を取り巻く人々にとって幼児とのかかわりの手がかり、ひいては子育て支援に寄与するものとなると期待できる。

報告書

(7件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2020 2019 2016

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 幼児にとってのファンタジー2020

    • 著者名/発表者名
      岡本直子
    • 雑誌名

      子どもの文化

      巻: 593 ページ: 2-6

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 精神疾患にNIRSを用いた先行研究の概観-NIRSによる思考場療法の有効性の検討に向けて-2016

    • 著者名/発表者名
      與久田 巌・岡本直子
    • 雑誌名

      大阪夕陽丘学園短期大学紀要

      巻: 59 ページ: 24-35

    • NAID

      40021044090

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 幼児期における現実とファンタジー -商業主義やメディアによるファンタジーが氾濫する現代に生きる幼児へのかかわりのヒントとして-2016

    • 著者名/発表者名
      岡本直子
    • 雑誌名

      モンテッソーリ教育

      巻: 49 ページ: 64-74

    • NAID

      40020878053

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] The efficacy of a new self-training program of Heart Rate Variability Biofeedback and Thought Field Therapy to improve anxiety, insomnia, and quality of life2019

    • 著者名/発表者名
      Ayame Morikawa・Naoko Okamoto
    • 学会等名
      21st International Energy Psychology Conference
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] コラージュ制作における気分変化及び質的差異の検証―箱庭制作と比較して―2019

    • 著者名/発表者名
      坂口龍也・岡本直子
    • 学会等名
      日本心理学会第83回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] What therapeutic meanings does touching paints (pigments) have in finger painting?2016

    • 著者名/発表者名
      OKAMOTO, Naoko
    • 学会等名
      International Congress of Psychology 2016 (ICP 2016)
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県・横浜市)
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2023-01-30  

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