研究課題/領域番号 |
16K01896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
赤井 愛 大阪工業大学, ロボティクス&デザイン工学部, 准教授 (90578832)
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研究分担者 |
谷本 尚子 京都精華大学, 共通教育機構, 講師 (20454655)
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研究協力者 |
古川 千鶴 社会福祉法人京都ライトハウス, 「あいあい教室」
谷口 由佳 社会福祉法人京都ライトハウス, 「あいあい教室」
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | プロダクトデザイン / 視覚障害 / 生活動作 / 療育 / 玩具 / 子ども / 療育玩具 / データベース / 視覚障害児 |
研究成果の概要 |
視覚障害を持つ未就学児童、特に盲児にとって、療育に用いられる玩具(以下療育玩具)は遊びを通して好奇心を育み、生活動作の習得等につなげる重要なツールである。そこで、彼らが習得困難と感じる生活動作とその要因について調査を実施し、彼らが楽しみながら能動的に円滑な動作習得に取り組むための新たな療育玩具を3点創出した。 また、国内外の文献から盲児教育の変遷を調査するとともに、現在療育施設等において用いられる様々な玩具やツール、その使い方を調査し、『視覚障がい乳幼児の生活動作練習プログラム』として、一望できるかたちにまとめた。また、それらを生活動作ごとに検索できるデータベースを作成し、公開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)習得の難易度が高く、且つ現状ではその習得を助ける玩具・ツールが不足していると考えられる生活動作に対し新たな療育玩具を創出することによって、視覚障害乳幼児の生活動作習得を円滑にする。(2)24種類の生活動作習得のプロセスを「知る」「わかる」「できる」の3ステップに分け、それぞれのステップに有効なツールや手法及び習得困難なポイントを明確にした。これらは視覚障害児だけでなく、発達が緩やかな子どもにとっても苦手なポイントを把握しやすく、有用である可能性がある。(3)また、それらの情報をデータベース化し公開したことにより、これまで各施設内で蓄積されてきたノウハウを広く共有することが可能になる。
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